【ポケモンガチ対戦】どの世代のバトルシステムが最もつまらなかったか

ポケモン
はじめに

はじめまして、ローブシンです。

9世代では遂にリストラされてしまい、温めた三色パンチの行き場をなくしています。

それはさておき、皆さんも一度は、「どの世代が面白かったか」を友達と議論したことがあるのではないか、と思うのです。

個人的に頭の中で考えた事を、下記に文章にしました。

※特定のシステムへの文句がかなりありますが、ご容赦ください。

 

 

ポケモンの世代ごとの共通システム

ポケモン対戦において、6世代(XY,ORAS)から追加されたメガシンカというシステム。

その後の世代においても、Zワザダイマックステラスタルなど、新しいポケモンが出るたびにそういうものが追加されてきた。

ぶっちゃけた話、5世代を至高とする自分からすると、そんなもの無い方がより純粋なポケモン対戦を楽しめる気がする…が商業的に何かしらそういう目新しさがないとマズいのだろう。

バトルシステムが追加された6世代から順に、これらのうち「何が最もクソか」個人的な感想を書いてみることにする。

 

【メガシンカ】6世代(XY,ORAS)

今考えると「選ばれたポケモンだけ」が「メガシンカ前と比べて格段に強くなる」という仕様はだいぶ攻めているなあと思う。

 

もちろんメガリザードンメガハッサムのような所謂人気があってカッコいいポケモンのメガシンカは商業的に見ると結構良かったんじゃないかとは思う。

ただ、メガガルーラて。

流石にちょっとこの見た目で最強は調整間違えてるやろという感じはある。

単純に種族値125の更に1.5倍の火力、S100族という鈍足足切り性能の高さ、不一致抜群程度では落とせない絶妙な耐久の高さ

技で言えば捨て身、恩返し、秘密の力、猫騙し、空元気、岩雪崩、グロパン、不意打ち、三色パンチetc…

物理受けのクレセリアですら平気で踏み越えてくるコイツは、当時のマイナーポケモンたちの人権を根こそぎ奪い去っていった。

システムとのかみ合い含めメガシンカの代名詞といえばコイツというほどの、まさにクソポケだった。

結局こいつに対する完全回答がほとんどなくて、当時マイオナ厨だった自分は泣きながら色んなポケモンを探した思い出がある。

話を戻して、じゃあシステムに問題があったかというとそんな事もなく、メガシンカというもの自体は本来は特定のポケモンだけ強い選択肢ができる程度のてこ入れで、特性や種族値をぶっ壊さない範疇に収まっているポケモンも居る事から、然程悪くなかったのでは、と思う。

ただ少し調整が派手過ぎたことによって、一部がぶっ壊れと化した事実に目を瞑れば個人的には遊びやすかったし、そのぶっ壊れも一応対策自体は可能だったのでまだマシな方だと思う。

どうやって飛んでんねん

その後もORASになってメガボーマンダという双璧をなすバケモンが出てくるが、やはりガチ対戦でもギリギリマイナーポケの活躍の場が残っていたので、他の世代と比べるとクソ度はやや落ちると思う。

 

【Zワザ】7世代(SM,USUM)

問題の世代。

システムとは関係ないが、この時準伝説にフェアリータイプが4体追加され、ゴリラの劣化の鼻輪牛を除いていずれも環境入りするほど強かった事から、格闘タイプの立ち位置が悪くなり、僕の相棒のローブシンもこの頃相当使いにくくなっていた。

システム的には、特定のポケモンに専用Zワザが与えられるほかは、全ての技をZワザとして使用することができ、かつ威力か性質が強力になることで、5世代でいうタイプジュエルの代替か、それ以上の性能をバトル中一度だけ使うことが出来るというものだった。

上記4体の専用Zワザは相手のHPを3/4削るというもので、一見強そうに見えるが耐久型のカプ・レヒレですらそこまで使用率は高くなかった記憶があるので、やはり専用にしては微妙だったと言わざるを得ない。

いかにそのポケモンしか打てないという縛りがあるとは言え、この例のように性能はまちまちだった。

そんな中、元のポケモンのスペックを考えると絶対に与えてはいけないレベルの最強クラスの専用Zワザを与えられ、僕のヘイトを一身に買ったポケモンがいる…。

それが…

消せよこの〇ミ

ミミッキュである。

専用Zワザ「ぽかぼかフレンドタイム」(笑)は威力破格の190。

剣の舞で攻撃上昇した後に繰り出されるこの技で、一体何匹のポケモンが葬られ、何度この技のせいで負けたのだろう…。

しかも化けの皮(当時はHP減少もなし)を盾に確実に1ターン行動回数を確保してくるので、ミミッキュより遅いポケモンが対面してしまうとほぼ不可避。

この圧倒的なシステムとの噛み合いを持つポケモンのせいで、何人のマイオナ達が台パンしたことだろう。

クソさ加減でメガガルーラと比較するなら、あっちはまだこちらの積み技を積んだポケモンと対面させれば勝てる…というところをミミッキュはほぼ確実に1回行動してくる上、それを咎めなければ詰みという状況をいとも簡単に作ることが出来るため、戦い方に制限をかけてくるという意味では個人的にこちらの方が圧倒的にクソだった、と言わざるを得ない。

ほとんどミミッキュのせいだが、歴代ポケモンの中では、プレイしていて過去一ダントツでつまらなかった

総評、専用Zワザさえ「作らなければ」多少ミミッキュもマイルド(それでも十分酷いが、それはシステムというよりポケモンの問題)だったし、全てのポケモンが皆同じシステムを使って強く戦う事が出来たし、システム自体は然程悪くなかったと言えるのではないか。

 

【ダイマックス】8世代(剣盾)

正直な話、エキスパンションで鎧の孤島が出るまでは結構面白いと思ってプレイしていた。

ダイマックスは3ターンの間、出しているポケモンの残りHPを2倍にし、技の性能を強力に変えるというもので、単純に歴代でも最も強いシステムということもあり、初期の最適解などない頃の読み合いやプレイングはかなりアツくさせてくれた。

シーズン1は最終順位は3桁と低迷したものの、最高順位はサダイジャ+モスノウという変則的なPTを使って27位だったのでマイオナもどきにしては割と善戦したのではなかろうか。

それで、システムはというと

ぶっちゃけ一番クソなんじゃないか

と思っている。

というのも、まずダイマックス技の仕様。

なんでタイプによって追加効果が違うんでしょうか…。

しかも僕のお気に入りの格闘タイプは威力も下げられて他のタイプの2/3しか火力が出ない仕様にされてしまっている。

飛行タイプはSが上がるうえ威力も他のタイプと同じなのに…。

その結果環境にはダイジェット持ちアタッカーが蔓延り、格闘タイプはウーラオスが出るまで憂き目を見る事になる。

←彼は本当にかわいそうだった(使ってたけど)

技関連で言うと、特性込みで強化される技(ex.鉄の拳と三色パンチ)で恩恵を受けていたポケモンや、技そのものの性能でアドを取っていたポケモンも軒並みダイマックスとの噛み合いが悪くなり採用率を落としていった。

流石にHPが二倍になったり、技の威力が変わる上持ち物まで自由だと確定一発や一発耐え調整等が意味を為しづらくなり、耐久、火力調整も難しいどころではなくなった。

総じてダイマックスと相性のいいポケモンばかりが環境に残り、噛み合いの悪いポケモンは息をひそめ、旧来あった積みサイクルや受けループといった構築は対面構築に淘汰されていった(言い過ぎかもしれないが)。

そういう意味で多様性を否定していたように受け取れるので、システムの話ならば、個人的にはワーストだと思う。

あと剣盾はポケモンの大量リストラされていたのもあって、ランクマで使えるプールがかなり限定されていたのも個人的に辛かった。

バトル関連のシステムは僕は受け入れにくかったが、グラフィックやストーリー等良いところは多かったので、作品としては良作なんじゃないだろうか。

 

【テラスタル】9世代(SV)

主観だが、システムの中では最も面白いと思っている。

現状では拡張エキスパンションが出ていないため最終的な評価は難しいが、めざパ的な運用のテラバーストが追加された(8世代ではめざパがなかったので)ことで意表を突く動きができ、面白いと思う。

ただし、攻撃を受けるタイプまで変わってしまうのは、正直変わらなかった場合とどっちがより面白いのか判断しかねる部分がある。

対戦に関係して言うならば、SVで新規追加されたポケモンが軒並み強ポケのため、システム以外の部分で思うところがないわけではない。

そういった点を含めても、今のところガチ対戦の中でもかなり選択できるプールが広く、構築次第ではマイナーポケモンの活躍の機会もあるため、考えなければならない事が多く難しいが、楽しめている。

 

 

結びに

こういった文章を書くのが初めてなので散文気味になってしまった。

特に「この世代の駄目なところ」に主眼を置いて話をしたので、気分を害された方がいれば申し訳ない。

恨み言のように書いてしまっているが、なんだかんだ剣盾も長い事やっていたので、その当時の面白さを忘れているだけかもしれない。

何はともあれ、次の碧の仮面でローブシンが参戦してくれることを祈るばかりだ。

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